長雨で久しく山に登っていないので梅雨明けの週末は谷川岳へ。今年の目標のひとつ、馬蹄形縦走です。
始めに白毛門に登って湯桧曽川の渓谷を反時計周りにぐるっと縦走して最後に谷川岳に登頂。天神&田尻尾根から下山します。距離は飯能アルプスの天覧山to正丸駅とほぼ同じですが高低差が大きめ。MYOG装備は出番なし。梅雨入り前にポチったBD/distance15の実戦デビューです。
まずは土合駅に近い駐車場から白毛門を目指して樹林帯を黙々と。森林限界を抜け振り返ると眼下に天神平スキー場や麓のペースプラザ、土合駅が小さく見えます。
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やがて湯桧曽川対岸の谷川岳、一ノ倉岳が見えてきました
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左が谷川岳、右が一ノ倉岳。右奥が茂倉岳。谷筋は左からからマチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢。一ノ倉沢に大きな雪渓が残っています
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白毛門着。次の笠ヶ岳へ向かう稜線。超快晴です。あれを登るのか。
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鞍部にニッコウキスゲなど花が沢山咲いてました
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笠ヶ岳のピーク。ここまでスカイツリー2本分の高低差を登ってきました
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朝日岳へ向かう稜線。あれを登るのか。
谷川連峰は標高2000m足らずですが森林限界を超えており熊笹に覆われています。遮るものがないため頭にタオルを巻きます。後から思えば終始無風という絶好の熱中症日和でした
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朝日岳のピーク
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ジャンクションピークへ向かう稜線。池糖が点在している天空庭園でした
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ジャンクションピークを過ぎて清水峠へ下る稜線と七ツ小屋山。あれを登るのか。馬蹄形の稜線の最奥部。この区間はすれ違う人はおらず。
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七ツ小屋山のピーク
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蓬小屋へ向かう稜線。あれを登るのか
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蓬小屋と武能岳へ向かう稜線。あれを登るのか
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武能岳ピーク。ここでパッタリとペースが上がらなくなりました。大量発汗している上、ドリンクは3リットル消費してます。熱中症か低ナトリウム血症かその両方か。恥を承知で蓬小屋宿泊予定の方に塩飴を恵んでいただきました。
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茂倉岳へ向かう稜線。最後に七ツ小屋山や武能岳の3倍マシマシ位のラスボス感。これも登るのか。すれ違う登山者も皆さんバテバテ気味で想定外の暑さとのこと。
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貰った塩飴の効果もあって、ようやく茂倉岳。三度目の登頂。看板ショボいです。まだ明るいので最悪プランの茂倉岳避難小屋はパスして先をめざします
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一ノ倉岳へ向かう稜線。茂倉岳からは高低差無かったと記憶してましたが。これも登るのか。
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一ノ倉岳ピーク。
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谷川岳へ向かう稜線。湯桧曽川対岸から眺めると高低差ありませんが稜線に立つと、ものすごいアップダウンです。ヒエエエ!!これを登るのか。結構なアスレチック登山を強いられ脚の攣りと滑落の恐怖と闘います
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ようやく毎度の谷川岳ピーク。あとは下るだけ。
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谷川岳は20回くらい登っているのでトマの耳は撮らずにさっさと肩の小屋へ。肩の小屋ではドリンクをゲット。休憩した後、日没を心配しつつ1200mを1時間半で駆け下りました。
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記念撮影は序盤の笠ヶ岳。インチキトレランルック。自分の真後ろに隠れているのが谷川岳、左手の先が一ノ倉岳です
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下山後にトレッキングポールを持つ手の甲が真っ赤に日焼けしていてビックリ。超豪雪地帯ゆえ標高が低い割に森林限界を超えているため遮るものがありませんでした。
ドリンクは3リットル持ちましたが蓬小屋と肩の小屋で1リットルずつ買い足しました。が大量発汗で飲んだ割にナトリウムの摂取を失念しており後半の核心部でペースダウン。ということで熱中症と低ナトリウム血症の備えがなかったことが反省点でした。
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備忘
七ツ小屋山までは踏み跡しっかり。朝日岳前後は木道もあり。ジャンクションピークから七小屋山間はJRが刈り取りを行ってますが刈りっぱなしのため歩きづらいです。七ツ小屋山から茂倉岳間は刈り取りなし。部分的に腰の高さの半藪こぎ状態が続きます。日中であれば道を見失う程ではありませんが雨上がりはカッパズボンがないとビショビショになると思います。短パンのトレイルランナーもいましたがアザミのトゲがチクチク刺さるので長ズボンがオススメ。ハイシーズンの土曜日だったため蓬小屋でドリンクが買えました。ペットボトル400円。平日は無人かもしれません。肩の小屋はシーズン中は常時営業してるのでドリンクやお湯入りカップ麺が買えます。天神尾根は近年、登山道から土が洗い流されて非常に歩きづらくなりました。年配者の下山は要注意です。トレッキングポールがオススメです。
備忘の追記
今年の3月に登った際の記念撮影はトマの耳でした。春山の天神尾根は雪が締まっていてたいへん歩きやすいです。天神平から無雪期の半分位の時間で登れます。西高東低を外すことが前提ですがオススメです。
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オススメといえば下山後のお風呂は鈴森の湯の一択でしょうか。お食事は育風堂精肉店。リブロースステーキは豚肉こんなうまいんか、という感じでした。